人間関係【職場】
人間関係が上手くいかない……
そういう悩みを抱えていませんか?
それは、あなたが好き、嫌いという感情にふりまわされていることが原因です。
好き、嫌いという気持ちは、あなた自身の自分を守る被害者意識からきています。
自分のことしか考えていない、そして、自分のやるべきことに集中できずにいるため、焦点がずれてしまっているのです。
たとえば、あなたがサッカー選手だとします。
試合中、同じチームのメンバーに対して、好きか嫌いかの気持ちを優先してパスを出さずにいれば、チャンスを逃し、試合に勝つことはできません。
しかし、チーム一丸となり、今まで嫌いだった相手にパスしてシュートが決まれば、あなたは相手を見直すでしょう。
嫌いと思っていた自分を恥ずかしく思うかもしれません
好き嫌いという感情は、人間ですから、どうしても生まれます。
しかし、自分のやるべきこと、自分の使命や役割に徹すれば、そういう感情を超越できます。
ときには、苦手な人ほど、力になってくれる場合もあるのです。
人間関係を良くしたいなら、好き嫌いという気持ちや、人間関係そのものにこだわらず、やるべきことに集中しましょう。
そのことによって、結果的に調和が生まれてくるのです。
自分の認めたくないことをズバリ突かれると、反発心が出てしまうことがあります
これは、相手に対して反発をしているのではなく、自分に対して反発をしているのです。
人に対して反発心を強くもってしまう原因の一つに、親から押さえつけられた場合が多く見られます。
潜在意識は、親と他人の区別がつかないため、自分に対して注意をしたり、教えたりする人が、無意識に自分の親とダブって見えてしまうのです。
そういう場合は、会社の上司など、権威をもった人に対して、より強く反発してしまいます。
反発する方も、相手がいくらいいアドバイスをしても素直に聞けないので、せっかくの成長のチャンスも逃してしまうことになります。
出典:「悩みすっきり 愛され美人」佐藤康行