人生【捨てる哲学】

「ああなりたい、こうなったらいいのに」という思いを心に持ちながら生活しているのではないか?

「もっとお金があったならいいのに」
「もっといい家に住みたい…」

あなたも、日頃そうやって、「ああなりたい、こうなったらいいのに」という思いを心に持ちながら生活しているのではないか?

きっと、誰もが思っているはずである。

この資本主義の中で生きていくには当然、お金がいる。

だから、「お金が欲しい」というのは当然の欲求だろう。

ではなぜ、欲しがるのだろうか?

お金があれば自由が手に入る。

そして、私たちは自由になって、満たされたい、喜びたいのである。

しかし、今、自分は満たされていない、喜んでいない。

だから、モノを手に入れることによって、自分を喜ばそうとしているのである。

しかし、そのように、自分が喜びたいといって、アレが手に入れば、とかこうなったら喜べるのに、というような発想でいる限り、あなたは願望を叶え、喜びを得るどころか、更なる不安と恐怖に足を踏み込みかねないのである。

では、いったいどういう発想が必要なのだろうか?

私は、すべてを手に入れるなら「すべてを捨てなさい」と言う。

これは一体どういうことなのだろうか?この、捨てる発想、つまり、「捨てる哲学」こそ、これからの時代、21世紀にもっとも必要な発想なのである。

「捨てる哲学」は、あなたが手に入れたいと思う全てのもの、そしてあなたが気づいていない大いなる財産を手に入れるために、今一番必要な発想なのである。

出典:「捨てる哲学引き寄せの法則」佐藤康行